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STAP細胞の論文ねつ造問題で、理研の小保方さんがきのう、謝罪会見を行いました。

小保方さんについては賛否両論ありますが、もう一人のキーマンが、理研の笹井芳樹副センター長のようです。
で、この笹井さんってどんな人なのか?

2014年4月10日発売の週刊文春にこんな記事がありました。
京大医学部の超エリートで、2002年、世界で初めてES細胞を神経細胞に分化させることに成功。一躍ノーベル賞候補として脚光を浴びた。
 この業界では、超エリートとして、第一線で活躍していたそうですが、そこに彗星のごとく現れたのが、iPS細胞の山中伸弥教授。

国から支給される実験のためのお金(補助金)には、上限があって、将来性の高いところに、補助金が流れる仕組み。
ES細胞で研究費をGETしていた笹井さんでしたが、iPS細胞の発見以降、国からの補助金はESからiPSへ流れたそうです。

まぁ、笹井さん的には、おもしろくないわけですよ。
プライドが傷ついていたところに、「もっとすごい細胞があります!」と笹井さんの目の前に現れたのが、小保方晴子氏。

ES細胞からSTAP細胞へ、研究対象が変わりますが、笹井さんはかなり強引なやり方のようで・・・。
笹井さんは優秀な研究者で、特に論文執筆の能力はずば抜けている天才
しかし、実験データより、あらかじめ作った筋書きを重視した危険な手法で論文を書く
部下の研究員には「この結論を導くためにこういうデータが欲しい」と指示し、構想に合わないデータを提出すると「お前は使えない」とダメ出し。
当然、下からは嫌われますが、小保方さんは、笹井さんの要望に沿ったデータを「先生、出来ました!」と次々に持ってきた。
この記事だけを鵜呑みにするのはよくないですが、こういうことって、どこの社会でもありますよね。
先生に気に入られようと、頑張っちゃう子。

事実関係はわかりませんが、笹井さんが近々、会見を開くと言う話もありますので、どんな話をするのか、注目したいと思います。