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水曜どうでしょうが僕らに教えてくれたこと~マレーシアジャングル探検 第ニ夜編~

カテゴリ:
DVD10

《あらすじ》

マレーシアのジャングルの奥地にあるブンブンと呼ばれる動物観察小屋に向かうどうでしょう軍団。体調が悪く、寒気を感じる大泉さんは、35℃の気温でもフリース着用。ブンブンに向けて、卒業制作のようなボート(大泉さん談)に乗り、ワニの潜む川を3時間突き進む軍団ご一行であった・・・。



熱帯地域でもフリースは必須!

赤道に近いマレーシア。どうでしょう軍団が訪れた日の気温は35℃。
日本でいえば、ザ・真夏。

普通なら、フリースなんていらないですが、大泉さんは体調を崩して、ずっとフリースを着てます。

そうです。

暑いから冬用の服は必要ないという常識は捨てましょう。

いつ何時、体調が悪くなり、寒気を感じるかわかりません。
そんな時のフリースなのです。

熱帯地域に旅へ出るみなさん。
リュックの一番下に、フリースを忍ばせておくことを忘れずに。

それでは、また次回。

水曜どうでしょうが僕らに教えてくれたこと~激闘!西表島 第6夜編~

カテゴリ:
DVD8

《あらすじ》
西表島で、釣った魚や取った生き物にポイントを付け合うという妙な?対決をするミスター、大泉さん、安田さんの3人。この日は、朝からカヌーに乗り、テナガエビ釣り対決がスタート。現地ガイドのロビンソンさんがそれぞれが釣ったテナガエビに点数をつけるものの・・・



不満を口に出すことがビジネス成功へのカギ!

釣ったテナガエビにポイントを付けるロビンソンですが、なぜか大泉さんにだけ辛口。同じようなテナガエビでも、大泉さんだけ点数が低いんです。

これに対して大泉さんが一言。

「ロビンソン、俺にだけ辛口じゃねえか?」と、ディレクターの藤村さんに愚痴ります。
まぁ、不満を言うわけですよね。

西表島では、ロビンソンは、どうでしょう軍団のガイド兼採点係なわけですから、いうなれば、会社における上司的ポジション。

上司に不満なんて・・・と思いますが、19世紀末のアイルランド出身の劇作家 オスカー・ワイルド

不平不満があるということは、改善すべき点が分かっているということでもあります。

そうです。大泉さんは「ロビンソンの採点方式は平等ではないから、改善すべき」ということを伝えたかったわけです。

これは会社でも同じ。
改善すべき点があっても、上司の手前、口に出せないことがほとんど。
でも、勇気を持って言うことが、職場環境の改善につながり、結果的にいい仕事ができるようになるわけです。

でも、上司本人にはなかなか言えないことがほとんど。
そういう時は、大泉さんのように、上司(この場合はロビンソン)に直接言うのではなくて、藤村さんという第三者を通じて、不満を伝えています。

ここがポイントです。

第三者を立てることにより、不満を言われたほうも、「大泉さんだけじゃなくて、当事者ではない藤村さんまで平等じゃないと思っているのか!」と、冷静な判断ができるというものです。

ちなみに、不満という形で状況改善を口にした大泉さんですが、その後、ロビンソンの採点も平等に・・・いや、むしろ大泉さんよりの採点になっています。
こういう効果も生まれるんですね。


それでは、また次回。


水曜どうでしょう一番くじ売り切れから考えるテレビの未来のカタチ

カテゴリ:
bana_400_400

水曜どうでしょう一番くじが全国で売り切れ続出のようです。





2002年の「原付ベトナム縦断」で番組が終了してから、今年で、12年目。

その間に、「ジャングル・リベンジ」「激闘!西表島」「ヨーロッパ20カ国完全制覇」「原付日本列島制覇」「はじめてのアフリカ」と、オリンピック並のインターバルで、新作を発表しています。

しかし、あくまで北海道ローカル。
それが、全国のローソンで販売する一番くじを発売初日でほぼ売り切れにするパワーがあるわけです。
現在、全国放送をしているバラエティ番組で、これほど購買意欲を刺激する番組があるでしょうか?


「テレビがつまらなくなっている」と言われる昨今ですが、水曜どうでしょう的アプローチに、今後のテレビの形があるのだと思います。

再放送の繰り返しで新たなファン層の掘り起こし
水曜どうでしょうの特徴の1つが、全国各地で飽きるほど行われている再放送。
北は北海道、南は沖縄まで、主要都市はほぼ網羅し、再放送がリピートされまくってます。

これがポイントで、再放送を飽きるほど繰り返すことで、新たなファン層の掘り起こしになっていると思うのです。

例えば、両親がどうでしょうファンで、再放送を見ていたら、子供も一緒にハマってしまった。
親の影響で、特定のスポーツチームが好きになるのと同じ効果ですね。

もちろん、いつの時代になっても古さを感じさせないという番組の特性もありますが、本当に良質の作品であれば、再放送はウエルカムでしょう。

一方、全国放送の番組が、再放送をすることはまずありません。
DVDにして、売るのがベタな方法となっています。

編成枠の問題やスポンサーなど、大人の事情もあるかと思いますが、おもしろい番組であれば、何度でも再放送していいのではないでしょうか?

DVD化を否定しませんが、結局、おもしろければ、再放送も見て、DVDも買うんです。
どうでしょうがまさにそうでしょう。


テレビ番組にファンクラブ制を導入する時代
長く、テレビは無料で見られる魔法の箱。
お金をかけずに、おもしろい番組が見れるのが常識でした。

ただ、昔に比べて、テレビに道徳性が問われ、バカな企画や子供に悪影響を及ぼすとみられるものは、すぐにBPOに苦情が寄せられてしまいます。

苦情が寄せられるとスポンサーが気にするので、その結果、バラエティを作っているみなさんの選択肢が狭くなっています。

純粋におもしろいものを作る・・・よりも、スポンサーから苦情がこない範囲で、おもしろいものを作ろうという話になるわけです。
いささか本末転倒の話ですが、それが時代といえば時代なのかもしれません。

でも、もしスポンサー以外から、制作費を調達する方法があれば、番組作りの方針はスポンサーを気にしなくてもよくなります。

水曜どうでしょうで考えると、反体制派の、特にD陣は露骨なほど、グッズを作って販売してます。一番くじもそうですね。

「金儲けに走ったな~」という声もありますが、このように視聴者がある程度、お金を払うことで、どうでしょうという番組は、時を経て新作の発表ができるわけです。
スポンサーとは別の財布があるのは強いですよね。

他の番組が、どうでしょうのやり方をマネしても、うまくいくとは限りませんが、今後は、このような、テレビ番組ファンクラブ制度の時代がくるかもしれません。

今は、ニコニコ動画だって、毎月お金を払うわけですから、好きな番組が、番組の方針を変えずに半永久的に続くのなら、多少の出費は仕方ないと私は思います。

「いいものにはお金を払う」というのは、当たり前の考えですよね。
「テレビは無料」という概念は、数十年後にはなくなっていることも考えられます。

どうでしょうの現在の番組運営方法が、将来のテレビ界では当たり前・・・になっているかもしれません。



 

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