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映画「ドラゴンボール超 ブロリー」を観てきました!ドラゴンボール歴はコミックス全巻を何度も読み、TVシリーズ最新作の「ドラゴンボール超」もゴクウブラック編以外は全部観ました。特に最後の宇宙サバイバル編は毎週楽しみに見ていました。

随所に溢れるドラゴンボール原作のオマージュが素晴らしく、鳥山明先生が書いているドラゴンボールシリーズへのリスペクトが分かる作品でした。それが今回は映画化ということで劇場で見られるのを楽しみにしていたんですよ。

で観に行ったんです・・・。

あらすじは?


映画ドラゴンボール超悟空とベジータ

「力の大会」が終わり、宇宙にはまだまだ見たことのない強者がいることを知った悟空は、さらなる高みを目指して修行に明け暮れていた。そんなある日、悟空とベジータの前に、見たことがないサイヤ人のブロリーが現れる。地獄から再び舞い戻ったフリーザを巻き込み、悟空、ベジータ、ブロリーという3人のサイヤ人の壮絶な戦いが始まる。
 「宇宙サバイバル編」の直後のストーリー。しかも今回は鳥山明さん自ら原作・脚本・キャラクターデザインを担当ということで、前作「ドラゴンボール 復活の「F」」と同じクオリティが期待できます。私、「復活の『F』」は劇場版としてかなり秀作だっと思っています。



はい!ここから先はネタバレを含むので、気にされる方は映画を鑑賞してからご覧ください。映画を鑑賞する前に見ても楽しめる内容なので、気にされない方はこのまま読んでね。

惑星ベジータ消滅の時、バーダックって宇宙にいなかった?


ドラゴンボール超ブロリーのフリーザ

戦闘民族サイヤ人が生まれた星「惑星ベジータ」は、自分の力を超えるスーパーサイヤ人が誕生することを恐れたフリーザが消し去ったという話は有名です。悟空の父、バーダックが今作にも登場して、愛する息子がまだ幼い頃に地球へ送ったというエピソードも紹介されます。

フリーザが放ったエネルギー弾に対して、バーダックがエネルギー弾を放って弾き返そうとするシーンがあるんですが、待て待て…。原作ではバーダックって宇宙でフリーザと対峙してなかった?

こちらアニメ版のワンシーン。原作がモデルとなっています。

ドラゴンボール超ブロリーのバーダック

はい!宇宙!今作では、惑星ベジータ内でバーダックはフリーザのエネルギー弾を受けてますけど、別にそんなのいいんです。バーダックが妻のギネとカカロットを星から脱出させるシーンは泣きどころなのでぜひハンカチの用意を忘れずに。

そもそもブロリーって前にも劇場版に出てくるよね?


映画「ドラゴンボール超ブロリー」のブロリー

今回、悟空とベジータと激突する生き残りのサイヤ人であるブロリー。ドラゴンボールファンにとっては当たり前の話ですが、ブロリーが登場するのは今回が初めてではありません。1993年に公開された「ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦」94年公開の「ドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士はねむれない」にも登場しています。

今作では、幼少期にベジータよりも潜在的な戦闘力が高いことから、我が子をNo.1にしたいベジータパパの策略で惑星ベジータから遥か遠くの惑星バンパに飛ばされてしまうブロリー。そんなブロリーの父パラガスは我が子の後を追って同じ惑星で生活し、息子ブロリーをこんな目に合わせたベジータ親子に復習を誓います。

一方93年公開の映画では、悟空と同じ日に生まれて保育器では隣同士。子供の頃、悟空の泣き声に驚き泣いていたので悟空に恨みを持っているとあります。

ベジータを全く恨んでない!

このあたりが今作の新しい部分ですね。ちなみにアニメ版「ドラゴンボール超」にはブロリーをオマージュしたキャラクターとしてケールという女性のキャラクターが登場します。全力を出すと我を忘れて黒目がなくなるところがそっくりです。

ドラゴンボール超ケール

超サイヤ人ゴッドと超サイヤ人ブルーってどういう関係性?


映画「ドラゴンボール超ブロリー」の超サイヤ人ゴッド

ドラゴンボールといえば、サイヤ人のパワーのインフレはもはや当たり前でツッコむことすら無粋ですが、今作では超サイヤ人ゴッドが登場します。超サイヤ人ブルーも出てきます。

映画ドラゴンボール超悟空とベジータ

なんとなく超サイヤ人ゴッドより超サイヤ人ブルーの方が強いというニュアンスで使われているんですが、そうでしたっけ?

確か私の記憶では、超サイヤ人ゴッド正しい心を持ったサイヤ人6人が集まり、5人が1人にエネルギーを集めることで覚醒するという話だったと思います。一方、髪の毛が青に変化する超サイヤ人ブルーは、1人でも超サイヤ人ゴッドの能力を使うことが出来る変化でした。

なので、超サイヤ人ゴッドと超サイヤ人ブルーにはそこまで力の差はないように思えるのですが、今作では超サイヤ人ブルー>超サイヤ人ゴッドという描かれた方になっています。確かにブルーのほうが強そうなんですよね。

ゴジータへのフュージョンはゴテンクス


映画「ドラゴンボール超ブロリー」のゴジータ

今作では、悟空とベジータがブロリーに勝つためにフュージョンをします。ベジータがピッコロにフュージョンを習うという流れですが、この時、2回失敗をしてデブゴジータガリガリゴジータが登場。フュージョンが解けるまで30分待つというギャグも織り込まれたシーンがありますが、ここは原作の魔人ブウ編で悟空とベジータの息子、悟天とトランクスがピッコロの前でフュージョンをするシーンのオマージュです。

原作でも悟天とトランクスが失敗をして、太ったゴテンクスになったり、ガリガリのゴテンクスになります。ちなみに今回、30分☓2で合計1時間の待ち時間が出来るわけですが、この間、覚醒したブロリーの相手をフリーザがしています。そのシーンはほとんど出てこないんですが、覚醒ブロリーと1人で戦うゴールデンフリーザは少し可愛そうですね(笑)

まとめ


色々と書いてきましたが、ドラゴンボールファンなら観て損はない作品です。今回はアクションシーンが特に多いので劇場で鑑賞するのをオススメします。前作の「復活の『F』」はドラゴンボールの脇役が活躍するシーンも多くありましたが、今作は悟空、ベジータ、ブロリー以外はほとんど見せ場がありません。そのため、3人のバトルシーンはこれまでの作品以上のクオリティになっています。ぜひ劇場でご覧ください。